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有田市のリフォーム補助金|対象工事・申請手順・注意点を地元専門店がわかりやすく解説
2025.10.25
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こんにちは!株式会社亀井(プロタイムズ有田店)です。
「外壁の色があせてきた」「そろそろリフォームした方がいいのかな」といったご相談をよくいただきます。
築20年を超える家では、ひび割れや塗装のはがれが出やすく、そのまま放っておくと雨漏りや内部の傷みにつながってしまいます。
ただ、「外壁塗装は高いようなイメージがある」「補助金って本当に使えるの?」「手続きが難しそうで不安…」という声が少なくありません。
有田市では、2025年10月22日より住宅リフォーム工事費補助事業の募集を行っており最大20万円の補助金を受け取りをすることが可能です。
そこで今回は、有田市でリフォーム補助金を活用したい方に向けて、対象となる制度の種類や申請の流れ、注意点を分かりやすく解説します。
有田市で使える「リフォーム補助金」の全体像
有田市には目的に応じた複数の補助金制度があり、内容や申請条件はそれぞれ異なります。
まずは、ご自身の何のためにリフォームしたいのかを明確にし、制度ごとの違いを整理していきましょう。
| 制度名 | 主な目的 | 対象となる工事の例 |
| 住宅リフォーム工事費補助 | 居住中の住宅の機能回復・快適性向上 | 外壁塗装、屋根改修、内装、トイレ・浴室といった水回り工事 |
| 耐震診断・改修補助 | 地震対策(旧耐震基準の住宅) | 木造住宅の耐震診断・耐震補強 |
| 空き家・空き地活用補助 | 空き家の有効活用と移住促進 | 空き家の改修、設備交換、庭整備など |
| 不良空家等除却補助 | 危険な空き家の除去 | 老朽化した木造住宅の解体工事 |
多くの制度では着工前の事前申請が必須とされているので、制度を知らないまま工事を進めてしまうと、補助金の対象外になってしまうリスクがあります。
自宅の修繕なら「住宅リフォーム工事費補助」から確認を

住みながらのリフォームを考えている場合は、まず「住宅リフォーム工事費補助」を確認しましょう。
有田市の中で最も利用されている制度のひとつで、外壁や屋根の塗装、水回りの修繕など、比較的幅広い工事が対象になります。
耐震性や安全性が気になる方は「耐震・除却補助制度」も視野に
建物の築年数が古い場合や、耐震性に不安を感じている場合は、「耐震診断・改修補助」や「不良空家等除却補助」の対象になる可能性があります。
特に昭和56年以前に建てられた住宅は、旧耐震基準に該当する可能性があり、無料の診断や補助金を使った耐震改修が検討できます。
また、住まなくなった空き家を安全に解体する場合は、除却補助の活用が有効です。
空き家を活用したいなら「移住・活用支援制度」をチェック
最近では、空き家を購入・改修して移住や賃貸活用を行う方が増えています。
「空き家・空き地活用補助制度」では、5年以上使用されていない建物を対象に、改修費用の一部を補助する制度があり、移住者向けの支援策とも連動しています。
ただし、補助対象には「一定期間の定住」や「移住目的での活用」といった条件がつくので、事前に要件をよく確認しておく必要があります。
有田市の住宅リフォーム工事費補助事業の募集
https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/sumai/1001033.html
有田市「住宅リフォーム工事費補助」の要点
外壁や屋根、水まわりなど、住まいの老朽化が気になり始めた方にとって、最も身近で使いやすい制度が「住宅リフォーム工事費補助」です。
有田市にお住まいで、市内塗装会社によるリフォームを検討している方は、まずこの制度の条件をチェックしてみてください。
| 項目 | 内容 |
| 対象者 | ・市民税、固定資産税、軽自動車税及び国民健康保険税を滞納していないこと。 ・ご家族を含め暴力団員等でない方。 ・持ち家住宅の場合、所有者もしくはその親族。 ・借家等の場合、賃借を受けている方もしくはその親族。 |
| 対象住宅 | 市内の個人住宅で、継続的に使用する住宅、集合住宅は専有部分、店舗等併用住宅は住宅部分がそれぞれ対象 |
| 対象工事 | ・屋根や外壁を含む住宅本体及び内部のリフォーム工事であり、住宅の機能向上や居住環境の向上が図られる工事 ・補助対象となる工事費(消費税を除く)が10万円以上の工事 ・補助金の交付決定後に工事契約、工事着手し、令和8年2月27日までに工事完了報告書の提出ができる工事 |
| 補助率・上限 | 工事費の20%以内、上限額20万円 |
| 申請のタイミング | 必ず工事着手前に申請。交付決定後の着工が条件 |
| 塗装会社の条件 | 有田市内に本店・営業所を有する施工塗装会社による工事であること |
| 提出書類 | ・住宅の位置図 ・リフォーム工事の見積書の写し(内訳明細付き) ・リフォーム工事着工前の現況を明らかにする写真 ・リフォーム工事の内容を明らかにする図面(対象箇所を明示) ・施工業者を確認できる書類【施工業者要件証明書】 ・評価証明及び戸籍の請求並びに市税の滞納調査に係る同意書 ・暴力団排除誓約書 ・確認書 |
| 申請受付場所 | 有田市消防本部5階 多目的会議室 |
詳細は有田市内の補助金に関するホームページでもご確認ください。
対象となる工事の内容は?使いやすさが魅力
この補助制度の最大の特徴は、対象となる工事の幅が広いことです。
外壁塗装や屋根改修といった外装工事に加え、浴室やキッチン、トイレの設備交換、床や壁紙の張り替えといった内装リフォームまで、日常的な住まいの改善に幅広く対応しています。
ただし、塀や門扉のみの工事、太陽光発電設備は対象外となる場合がありますので、見積もり内容を市に確認してから申請するのが安心です。
事前申請が絶対条件!着工前の手続きに注意
「補助金が出るなら、まず工事を進めてしまおう」と思ってしまいがちですが、この制度では事前申請が必須条件となっています。
つまり、工事に着手する前に申請書類を提出し、有田市から「補助金交付決定通知書」が届いてからでないと、工事を始められません。
過去には、先に工事を始めてしまったため、補助金が受けられなかったというケースがあります。
有田市内塗装会社限定の理由と、地元店のメリット
この補助金制度には、市内の施工塗装会社による工事であることという要件があります。
これは、地域経済の活性化や、地元塗装会社によるきめ細かな施工を推進する措置です。
株式会社亀井(プロタイムズ有田店)は、有田市に本店を構える正規の登録塗装会社として、これまで多くの補助金活用リフォームをサポートしてきました。
当店では、提出書類の作成補助、見積書の明細化、必要写真の撮影・整理を一貫して対応していますのでこの機会に外壁塗装・屋根塗装などを検討している方はぜひおとイア合わせください。
関連制度の使い分け(耐震・空き家活用・除却/国・県制度の併用注意)
有田市の補助金制度は一つだけではなく、目的ごとに複数の制度が用意されています。
「地震に備えたい」「空き家を活用したい」「古くなった家を取り壊したい」など、それぞれの状況に合った制度を選びましょう。
| 制度名 | 主な目的 | 対象となる工事 | 補助の特徴 |
| 耐震診断・耐震改修補助 | 旧耐震基準の住宅の安全確保 | 診断、耐震補強工事 | 耐震診断無料、改修費一部補助 |
| 空き家・空き地活用補助 | 空き家を改修・再利用 | 内外装リフォーム、設備更新等 | 改修費の一部補助、居住等の条件あり |
| 不良空家等除却補助 | 危険な空き家の解体 | 老朽化住宅の除却 | 除却費の一部補助 |
| 国・県の支援制度 | 省エネ化・長寿命化支援 | 断熱、高効率設備、バリアフリー改修等 | 高額補助の場合もあり |
多くの制度は、重複利用の場合は補助対象額が工事金額より除くといった条件があり、複数の制度を使いたい場合は、事前にしっかりと計画を立てておきましょう。
「耐震診断・改修補助」は1981年以前の建物が対象
有田市では、旧耐震基準(昭和56年5月以前)で建てられた住宅に対して、無料の耐震診断や、耐震改修工事に対する補助制度が用意されています。
耐震診断を受けて「倒壊の恐れあり」と判定された住宅に対しては、耐震補強にかかる費用の一部を補助してもらえるため、安心して住み続けたい方には非常に有効です。
ただし、耐震補助制度はリフォーム補助制度とは併用しにくいケースがあります。
制度ごとに求められる書類や申請内容が異なり、分からない点は早めに市の建築住宅課に相談しましょう。
「空き家・空き地活用補助」は移住や定住を目的とした改修に有効
有田市の「空き家・空き地活用補助」は、5年以上使われていない住宅を改修し、移住や定住を目的に活用する場合に利用できる制度です。
外壁や屋根、水回りの改修が対象となり、条件を満たせば補助が受けられます。併用制度との重複には気をつけましょう。
国・県の補助制度を併用する際の注意点
国や県の補助制度を活用したい場合は、市の補助金との併用条件に注意が必要です。
多くの制度では同じ工事内容への重複申請が認められておらず、費用の区分や申請先を事前に整理する必要があります。
申請時期に制約があるため、事前の計画と確認が欠かせません。
補助金を活用した外壁・屋根リフォームの進め方
有田市のリフォーム補助金は、手順を正しく踏めば、スムーズかつお得にリフォームを進められます。
特に着工タイミングや申請書類の整備は失敗しやすいポイントです。最初に全体の流れを押さえておきましょう。
| ステップ | 内容 |
| ① 現地調査・劣化診断 | 建物の現状を調査し、劣化状況を診断 |
| ② 仕様検討・見積取得 | 塗料や工法を選定し、内訳明確な見積を取得 |
| ③ 申請書類の準備・提出 | 市役所に補助金申請を行う |
| ④ 交付決定後に契約・着工 | 市から通知が届き次第、工事スタート |
| ⑤ 施工・記録 | 工事中の工程ごとに写真を撮影・保存 |
| ⑥ 完了報告・補助金請求 | 実績報告書を提出し、補助金を請求 |
| ⑦ 補助金交付 | 市による審査後、補助金が交付される |
このように、補助金を使ったリフォームには一定の手続きが必要ですが、流れを理解していれば特別に難しい内容ではありません。
手続きのすべてを見据えた“逆算型リフォーム”が成功のカギ

補助金を活用してリフォームを成功させるには、「どの時点で何をすべきか」を把握しておくことが何より重要です。
株式会社亀井(プロタイムズ有田店)では、工事のご相談をいただいた初回時点から、補助金申請に必要なフローを逆算してご提案しています。
また、工事中には工程ごとの写真を撮影し、完了後には申請者の代わりに実績報告書の記載支援まで行うため、書類作成に不慣れな方でも負担なく進められます。
申請で失敗しないためのチェックリスト
リフォーム補助金の申請には落とし穴が多く、内容を正しく理解しないまま進めてしまうと、思わぬ減額や不承認につながるケースがあります。
ここでは、申請時に特に気をつけたい項目を一覧で整理しました。工事を始める前に、必ずご確認ください。
| チェック項目 | 内容 | 注意点・見落としやすいポイント |
| 【時期】申請タイミング | 補助金は着工前に申請し、市の交付決定後に着工する | 工事着手後の申請は一切対象外になるため注意 |
| 【条件】対象者・対象工事 | 有田市民で、持ち家かつ居住用の住宅が対象 | 市外塗装会社は対象外/賃貸住宅・店舗併用住宅・空き家などは要確認 |
| 【書類】提出物の不備 | 見積書・図面・写真・申請書類が必要 | 見積の内訳や施工内容が不明確だと減額や不承認の可能性あり |
| 【見積】内容の妥当性 | 面積・単価・材料グレードが明記されているか | 「一式」「応相談」といった曖昧な表現はNG。仕様と実際の整合性の確認が必要 |
補助金の申請は、工事が決まってからではなく、検討段階で早めに施工塗装会社と相談を始めておくのが、失敗しないコツです。
【時期】交付決定前に契約・着工しないこと
リフォーム補助金で最も多い申請ミスが、申請前に工事を進めてしまうことです。
有田市の制度では、補助金の申請を行い、市から交付決定通知書が届いてからでなければ、契約や工事着工ができません。
また、申請から交付決定までは一定の審査期間(通常2週間前後)が必要となるため、リフォームの時期に合わせて逆算して準備しましょう。
【条件】対象者・工事内容・施工塗装会社の要件に注意
補助金の対象になるには、申請者自身の条件が整っている、そして工事の内容が制度の範囲内であることが求められます。
たとえば、申請者は有田市に住民登録があり、実際に居住していなければなりません。
加えて、申請する住宅は持ち家なのが前提で、賃貸物件は補助の対象外となります。市税に未納がある場合も申請は認められません。
また、施工を依頼する塗装会社についても、有田市内に本店または営業所を構えている必要があり、市外塗装会社による工事は補助の対象とはなりません。
工事内容は、門塀だけの工事や外構工事、家具や家電の購入、太陽光発電設備の設置といった内容は原則として補助対象外です。
【書類・見積】内容の明確化が不承認防止のポイント
補助金申請では、提出する書類の正確さが非常に重要です。
その中で最も注意したいのが、見積書の中身です。
見積書には、塗装面積が正確に記載されている、使用する塗料の名称やグレードが明示されている、そして下塗り・中塗り・上塗りといった工程がきちんと書かれていることが求められます。
また、「一式」といった曖昧な表現ではなく、数量と単価が具体的に示されていなければなりません。
よくある質問Q&A
「制度は調べたけど、実際どう進めればいいか分からない」「これって補助金の対象になるの?」といった不安は、多くの方が感じるはずです。
そこでここでは、有田市のリフォーム補助金に関して、特に多く寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
| 質問 | 回答 |
| Q. 外壁塗装・屋根工事は補助対象? | はい、内容によっては対象になります。 |
| Q. いつ申請すればいい? | 工事の契約・着手前に申請する必要があります。 |
| Q. 国や県の補助金と併用できる? | 工事項目や費用の区分が異なれば可能な場合があります。 |
| Q. 二世帯住宅や賃貸併用住宅は使える? | 一部対象外の場合もあります。 |
| Q. 所得や税の状況で制限はある? | 市税の滞納があると不可になります。 |
補助金制度はわかりにくいものと感じられるかもしれませんが、正しい情報を知れば安心して使えます。
株式会社亀井のサポート内容とご相談窓口

補助金を使って外壁や屋根を直したいけど手続きが不安な方へ、株式会社亀井(プロタイムズ有田店)では、診断から申請書類の準備、工事後の報告までをトータルでサポートしています。
書類の記入や提出タイミングについて、丁寧にご案内しながら一緒に進めていきますので、初めての方でも安心してご相談いただけます。
工事後は実績報告やアフターフォローの対応をしており、申請から施工、完了まで安心の体制でお手伝いします。
「補助金を活用して、負担を抑えてリフォームしたい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。











