スタッフブログ

こんにちは！株式会社亀井（プロタイムズ有田店）です。

私たちは、有田市を中心に、屋根や外壁の塗装工事、防水工事を通じて地域の建物を守るお手伝いをしています。

「2階の天井にシミが出てきた」「雨のたびにポタポタ音がする」といったご相談をよくいただきます。

実は、有田市では築20～30年を過ぎた住宅やアパートが増えており、屋上やバルコニー、外壁の防水切れが原因で雨漏りするケースが多くなっているのです。

そこでこの記事では、有田市で防水工事を検討されている方向けに、雨漏りの主な原因やチェックポイント、防水工法の種類と特徴、費用相場、工期の目安、信頼できる塗装会社選びのポイントまで、分かりやすく解説していきます。

有田市で増える雨漏りの“原因別”チェックリスト

温暖な気候に恵まれた有田市ですが、台風や線状降水帯の通過、冬季の湿気による影響で、年々雨漏り相談が増えています。

ここでは、雨漏りの代表的な症状と原因の部位を一覧化し、早期発見のチェックポイントを整理しました。

症状	考えられる原因の部位
天井や壁のシミ	屋上防水層の劣化、笠木・サッシの隙間
クロスの剥がれ・カビ臭	壁面の防水切れ、外壁のひび割れ
ベランダ床の膨れ・ひび	ウレタン層の劣化、排水口の詰まり
サッシや手すり下の染み出し	コーキングの劣化、金属部の錆び
屋上ドレン（排水口）のあふれ	枯葉・砂利の堆積

こうした症状が見られる場合、防水層の表面だけでなく内部の防水層や下地が傷んでいる可能性があります。

屋上・ベランダの防水層の劣化

屋上やベランダの防水層は、紫外線と熱、雨水の繰り返しによって徐々に硬化し、ひび割れや膨れを起こします。

有田市では海風や塩分を含んだ雨による影響があり、他の地域より表面の劣化が進みやすい傾向があります。

外壁・サッシまわりの隙間やひび割れ

屋根からの雨漏りと思われがちですが、実際にはサッシまわりや外壁のひび割れが原因で室内に水が入るケースは少なくありません。

放置すると内部の木材が腐食し、カビやシロアリ被害を引き起こすことがあります。

屋根・笠木・板金の接合部

屋上手すりや笠木（外壁の上部仕上げ部分）は、構造上雨水が溜まりやすく、ジョイント部のシーリングが切れるとすぐに浸水経路となります。

金属笠木の場合、錆びや熱伸縮で隙間が生じやすく、風雨の強い有田市では特に要注意です。

放置によるリスクと早期点検の重要性

小さなシミや膨れをそのままにしておくと、下地の腐朽や鉄筋の錆び、断熱性能の低下を招き、やがては構造部の損傷へとつながります。

防水の劣化は見えないところから進行するため、症状が出る前の定期点検がもっとも効果的な対策です。

有資格者によるお家の健康診断はこちら

有資格者による健康診断

防水工事の種類と選び方（ウレタン／FRP／シート／塗膜）

ひと口に防水工事といっても、建物の形状や下地の状態、使用環境によって適した工法は異なります。

ここでは、代表的な4つの防水工法の特徴と向いている場所を比較して整理しました。

防水工法	特徴	向いている場所	耐用年数の目安
ウレタン防水	液状で塗布しやすく、複雑な形状に対応	屋上、ベランダ、ルーフバルコニー	約10〜13年
FRP防水	硬くて強度が高く、歩行や衝撃に強い	一戸建てバルコニー、小規模屋上	約12〜15年
シート防水（塩ビ・ゴム）	工場製品を貼るため品質が安定	大型屋上、倉庫、集合住宅	約13〜20年
アスファルト防水	耐久性に優れるが施工に高度な技術が必要	ビル屋上や重量構造物向け	約20年程度

防水工事は、今の下地が何で、何が原因で劣化しているのかを診断したうえで、相性の良い工法を選び家の健康を長持ちさせましょう。

ウレタン防水｜複雑な形状に強く、汎用性が高い工法

液状のウレタン樹脂をローラーやコテで塗り重ねる防水工法で、立ち上がりやドレン周りなどの複雑な形状に対応できます。

ただし、施工者の腕によって厚みにムラが出るため、適切な塗布回数と乾燥時間の管理が重要です。また、紫外線に弱くトップコートの定期更新が欠かせません。

FRP防水｜高強度・高耐久で歩行や衝撃にも強い

ガラス繊維（マット）にポリエステル樹脂を染み込ませ、硬化させて仕上げる防水工法です。

施工時に発熱があり木造住宅の広範囲な施工には向かず、下地の動きに弱い一面があります。きちんとした下地調整と温度管理が品質維持のカギです。

シート防水（塩ビ・ゴム）｜広面積の屋上や工場で活躍

工場で一貫製造された防水シートを現場で接着・固定する工法です。

厚みが均一で施工ムラがなく、工期が比較的短く済み、マンションやビル、工場の屋上などで採用されています。

アスファルト防水｜耐久性重視の重量構造物に最適

熱で溶かしたアスファルトを何層にも重ねる伝統的な工法で、防水層が非常に強固になります。

ビルや大型施設などの屋上に多く見られますが、施工時に高温・高臭気が発生するので、一般住宅への採用はほとんどありません。

塗装・施工プランと費用についてはこちら

塗装・施工プランと費用

費用相場と工期の目安・見積もりの見方

防水工事の費用は工法だけでなく、施工面積や下地の状態、補修の有無などによって変動します。

ここでは、代表的な工法ごとの費用と工期の目安を表にまとめたうえで、見積書でチェックすべきポイントを解説します。

防水工法	費用の目安（1㎡あたり）	工期の目安（30㎡程度）
ウレタン防水（密着工法）	5,500〜7,500円	3〜5日
ウレタン防水（通気緩衝工法）	6,500〜9,000円	4〜6日
FRP防水	7,000〜10,000円	2〜4日
シート防水（塩ビ）	6,000〜8,500円	3〜5日
アスファルト防水	8,000〜12,000円	5〜7日

上記はあくまで目安であり、下地補修の有無、立ち上がりの施工範囲、ドレン交換の必要性などで上下します。

見積書は“内訳の明確さ”と“施工内容の根拠”がカギ

防水工事の見積書を見る際は、「一式」などの曖昧な表現ではなく、平米数や単価、施工範囲が具体的に記載されているかを確認しましょう。

加えて、保証年数や定期点検の有無が盛り込まれているかもチェックポイントになります。

見積額が安すぎる場合は“省かれている工程”があるかも

相場より極端に安い金額が提示された場合、下地処理やプライマー塗布、ドレン周りの施工などが省かれている可能性があります。

防水工事は、下地の状態によって施工の難易度が大きく変わるため、現地調査を行わずに即答するような塗装会社には注意が必要です。

工期は“乾燥時間”と“天候”で前後することを理解しておく

見積もりで「3日」と記載されていても、それは晴天が続いた場合の理想的な日数です。

特にウレタン防水やFRP防水は乾燥時間をしっかり確保する必要があり、天候が悪いと1日〜2日ずれ込むことがありますので、余裕をもったスケジューリングがおすすめです。

わかりやすく納得のお見積もり

わかりやすく納得の見積もり

信頼できる塗装会社選び：地元実績・保証・管理体制をチェック

防水工事は誰に任せるかによって、仕上がりや耐久性、アフターサポートの質まで大きく変わります。

有田市で信頼できる防水塗装会社を選ぶには、単に価格だけでなく、実績・保証・施工体制の中身を見ましょう。

項目	信頼できる塗装会社の特徴	注意が必要な塗装会社の特徴
実績・施工写真	地元での豊富な事例、公式サイトに施工写真多数	施工実績が不明、写真の掲載や説明がない
調査・見積の対応	現地調査を丁寧に行い、根拠ある見積を提示	現地を見ずに概算だけ出す、見積内容が曖昧
保証・アフター	書面保証あり、定期点検や再施工に対応	保証内容が口頭のみ、書面に記載がない
担当者・職人の対応	丁寧で親切、工事の工程や内容をわかりやすく説明してくれる	説明が不十分、質問しても答えが曖昧
施工管理・自社施工	自社職人が対応、責任体制が明確	下請け任せで誰が来るかわからない

価格やキャンペーンに惑わされず、「この塗装会社ならまかせて安心」と思えるだけの根拠を集めれば、後悔しない防水工事につながります。

自社施工と管理体制が一貫しているか

防水工事では「誰が施工するか」が品質を左右します。信頼できる塗装会社は自社に技術者を抱え、現場管理者と職人の間に齟齬が起きにくい体制を築いています。

一方、下請け任せの塗装会社では、現場ごとに職人が変わり、細かな仕様や指示の行き違いが起こるリスクがあります。

調査力と提案内容に納得感があるか

「見積もりだけください」と問い合わせた際でも、信頼できる塗装会社は必ず現地調査を行い、状況を正確に把握したうえで提案してくれます。

有田市のように建物の築年数が幅広い地域では、劣化の進行状況や既存防水層の種類がそれぞれ異なるので、現地での確認なしに最適な工法を決められません。

現地調査の際には、劣化箇所の写真や動画、湿度測定の数値などを提示しながら、具体的な施工方法を説明してくれる塗装会社を選びましょう。

保証内容とアフター点検が明文化されているか

防水工事の保証は、施工後に何かあったとき、どこまで対応してくれるかを示す大切な契約です。

信頼できる塗装会社は、保証内容を口頭だけでなく書面で明示し、期間・対象・除外の項目を明確にしています。

また、年1回の点検やトップコートのメンテナンス提案など、工事完了後のフォロー体制が整っているかチェックしましょう。

安心のW工事保証についてはこちら

安心の「Ｗ工事保証」

施工の流れと注意点：下地・勾配・立上り・排水・仕上げ

防水工事はどんな材料を使うか以上に、どのように施工されるかが耐久性に直結します。

工程ごとにチェックすべきポイントを知っておけば、質の高い工事かどうかを見極める手助けになります。

工程名	内容	注意すべきポイント
現地調査	劣化状況の確認、勾配や排水の状態を把握	写真や動画の提出があるか
下地処理	汚れや既存防水層の除去、ひび割れの補修	含水率チェック、乾燥時間の確保
プライマー塗布	接着性を高める下塗り材を塗布	塗布量や塗り残しの有無
主材の施工	防水材（ウレタン・FRP・シート等）を均等に施工	厚みの管理、立ち上がり部や入隅の処理
トップコート塗布	紫外線や摩耗から防水層を保護	色ムラ、塗り残しの確認
完了検査・引渡し	施工内容の検査と、保証・使用上の説明	写真付き報告書、保証書の発行があるか

工程のすべてが見えない場所に関わるだけに、信頼できる塗装会社の丁寧な対応が重要です。

下地処理と乾燥時間が耐久性を左右する

防水工事の前処理である「下地処理」は、完成後の見た目には現れませんが、最も大切な工程のひとつです。

古い防水層や汚れをしっかり除去し、ひび割れや勾配不良を補修しなければ、新しい防水層はすぐに浮いたり剥がれたりしてしまいます。

さらに、下地に含まれる水分が多いと、施工後に膨れや剥がれの原因になります。

立上り・端末・排水部の処理は見逃し厳禁

屋上やバルコニーの防水工事では、平面部分以上に立上りや排水口まわりの処理が、耐久性に直結します。

水は勾配に沿って集まり、最終的に排水ドレンへ流れますが、この部分の防水層に隙間やたわみがあると、そこから雨水が浸入しやすくなります。

また、壁面との接合部や入隅（角の部分）は、素材の動きによるひび割れが起きやすいため、シーリングや補強布による処理が欠かせません。

天候判断と近隣配慮で安心施工

防水工事中に雨が降ると、工程によっては施工自体を中断しなければなりません。

信頼できる塗装会社は、工程ごとに適切な天気予報を確認しながら、雨天時の作業可否をしっかり判断してくれます。

また、足場の設置・高圧洗浄・臭気などで近隣に影響が出る可能性があり、事前のあいさつ回りや音・匂い対策など、配慮の有無は重要です。

塗装品質へのこだわりについてはこちら

塗装品質へのこだわり

よくある質問（再発防止・メンテ周期・賃貸物件対応）

防水工事を検討する際、多くの方が抱えるのが「本当に再発しないのか」「次のメンテナンスはいつ？」「賃貸でも対応できるの？」といった現実的な疑問です。

ここでは、お客様からよくいただくご質問に、株式会社亀井（プロタイムズ有田店）の視点からお答えします。

Q. 一度工事をすれば、もう雨漏りの心配はない？

A. 防水工事の目的は、あくまで現時点での浸水経路を塞ぐことです。

新たな劣化や建物の動きによって、別の場所から再び雨漏りが発生する可能性はゼロではありません。

そのため、施工後に定期点検を行い、防水層の劣化や排水機能の異常を早期に発見しましょう。

Q. メンテナンスの目安はどれくらい？

A. 使用した防水材によって異なりますが、一般的には10〜15年に一度、防水層の全面更新が推奨されています。

また、トップコート（保護塗装）は5年程度での塗り直しが耐久性を保つポイントです。

とくに直射日光が強い屋上や、歩行頻度の高いバルコニーは、想定より早く劣化するので、定期的な点検が不可欠です。

Q. 賃貸物件や集合住宅でも依頼できますか？

A. はい、対応可能です。実際に株式会社亀井（プロタイムズ有田店）では、賃貸アパートやビルのオーナー様からのご依頼を多くいただいています。

当店では、居住者様への案内文の作成や、掲示板への事前告知などのサポートしていますので、オーナー様のご負担を最小限に抑えながら工事を進めることが可能です。

信頼できる防水工事で、大切な住まいを長く守るために

ここまで、有田市での防水工事に関して、原因の見極め方から工法選び、費用の目安、信頼できる塗装会社選びまで、幅広くご紹介してきました。

防水工事は、建物の資産価値や日々の安心に直結する工事であり、だからこそ、正確な診断と丁寧な施工がポイントです。

株式会社亀井（プロタイムズ有田店）では、地域密着の強みを活かし、住まいに最適なご提案と確かな技術で、雨漏りや劣化のお悩みに対応しています。

「まだ迷っている」「本当に今やるべき？」という段階でも構いません。まずは無料の建物診断で、現在の状態を知るところから始めてみませんか。